メディア解説:サーバ:サーバの種類
サーバの種類を機能別に分けると、以下のようなものが代表的なものです。
サーバ名称 | 機能・用途 |
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① DHCPサーバ | コンピュータをネットワークに接続する際のIPアドレスなどの割り当て管理 |
② DNSサーバ | Web上のドメイン名とIPアドレスの管理 |
③ FTPサーバ | File Transfer Protocol(ファイル転送プロトコル)を用いたファイル転送 |
④ アプリケーションサーバ | アプリケーション処理 |
⑤ ウェブサーバ | ウェブアプリケーション処理(Apacheなど) |
⑥ データベースサーバ | データベース(SQLなど)の処理 |
⑦ ファイルサーバ | ファイルの共有 |
⑧ プリントサーバ | プリンターの共有 |
⑨ プロキシサーバ | ネットワーク相互間の中継 |
⑩ メールサーバ | メールサービス(Exchange、Sendmail など) |
サーバの種類をOSで分けると以下のようなものが代表的なものです。
- 1. MSP/XSP、VOS3、ACOS、OS2200/MCP (メインフレーム/ワークステーション(大型/中型汎用機用))
- 2. HP-UX、AIX、Solaris (中型汎用機用のUNIX系)
- 3. Linux
- 4. OS X Server
- 5. Windows Server
サーバの種類をアーキテクチャで分けると以下のようになります。
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1. X86(PC)サーバ: ハードの構成が、PC/ATパソコンと同様で、Intel製CPU(他社の互換性も持つCPUも含む)を搭載するもの。
注:パソコンの項で説明した、CPUの名前:Intel80286→386→486→586(Pentium)の流れを継いでいる、PC/ATを基本とするパソコンで使われているアーキテクチャを、X86(PC)アーキテクチャと総称する。 - 2. UNIXサーバ: RISC素子などの専用CPUを搭載したもの。
- 3. メインフレームサーバ: メインフレーム用の専用CPUを搭載したもの。
情報調査会社IDC Japanの調査結果によると、2013年のサーバ市場は、①のPCサーバの占める割合が金額ベースで63.1%となっている。台数ベースでは単価の差が大きいので、既にPCサーバが90%を上回っていると推測できます。