第7回川崎ものづくりブランド認定製品にMagWiperが選ばれました
2010年12月17日
アドバンスデザイン株式会社(http://www.a-d.co.jp/ 本社:神奈川県川崎市 取締役社長 本田 正)の磁気データ消去装置MagWiper(マグワイパー)が、川崎ものづくりブランド推進協議会(http://www.k-monobrand.com/ 川崎商工会議所企画広報部 川崎市経済労働局 産業振興部)主催で毎年行われている川崎ものづくりブランドの第7回認定製品に選ばれました。
ハードディスクの磁気記録方式は従来の面内(水平)磁気記録方式から最新の垂直磁気記録方式に切り替わっており、現在出荷されているハードディスクは、ほぼ全て垂直磁気記録方式が採用されています。垂直磁気記録方式のハードディスクのデータを消去するためには今まで以上に強力な磁界が必要です。2年以上前に製造された磁気データ消去機器は、最新の垂直磁気記録に対応していないため、これらの製品で消去を行った場合には消去が不完全になる可能性が高く、データ漏えいの危険性があります。
『MagWiper』は、自社で新開発した斜め磁化システム(特許出願中)を採用することで、垂直磁気記録方式ハードディスクの完全データ消去に対応した磁気データ消去装置です。斜め磁化システムとは、磁界をデータ消去対象メディアに斜めに照射することで消去効率を向上させるシステムです。本システムにより、MagWiperの場合800kA/m(約10000 Oe (エルステッド))の発生磁界を1200kA/m(約15000 Oe (エルステッド))相当の効果にまで高めることが可能で、磁気記録メディアに対するデータ消去能力を飛躍的に高めることができます。さらに、磁界の照射角度を斜めにすることにより、従来の面内(水平)記録方式および垂直磁気記録方式のハードディスクを分けることなく、一台でどちらに対しても完全なデータ消去を可能にしています。
川崎市内の中小製造業が生み出した優れた工業製品や技術を認定する「川崎ものづくりブランド」事業は、今年で七年目となります。認定申し込みのあった、多彩かつ高度な川崎のものづくり力を象徴する魅力的な製品や技術の中から、この度アドバンスデザイン(株)の磁気データ消去装置MagWiperが斜め磁化システム(特許出願中)の先進性などを高く評価され選出されることとなりました。
アドバンスデザイン(株)は、今後とも川崎市を代表する企業として、損失したデータを取り戻す『データ復旧サービス』のさらなる向上や、個人情報や企業の重要なデータが漏洩するといった情報漏洩防止を行うデータ消去ソリューション『DataSweeper(データスィーパー)』、『MagWiper(マグワイパー)』をはじめとするデータ消去装置の開発に邁進いたします。
MagWiperの主な特徴
垂直/面内(水平)、両磁気記録方式のハードディスクや磁気記録テープを瞬間データ消去可能
搭載モニタに発生した磁界の強さを数値化して表示する「ガウスメーター」を各製品に搭載
磁気データ消去装置において、世界で初めて垂直磁気記録方式のハードディスクの消去に有効な「斜め磁化システム」を採用
B4サイズのノートPC※から、単体のハードディスク1台まで一瞬でデータ消去可能な幅広い製品ラインアップを用意(※HDD内のデータに限る)
磁界が発生したことを視覚化する「フラッシュ機能」を搭載
本件に関するお問い合わせ先
アドバンスデザイン株式会社
Tel:03-6375-2582
Fax:03-3257-3700
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