新製品: 磁気記録消去装置 MagWiperシリーズの販売を発表
2009年6月16日
アドバンスデザイン株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役:本田正)は、磁気記録メディアを瞬時(0.1秒)に消去できる 『磁気記録消去装置 MagWiper(マグワイパー) Standard MW-10000及びHybrid MW-20000』 を6月17日より受注を開始、8月3日より出荷を開始する事を発表します。
MagWiperシリーズは、ハードディスクやバックアップテープ、フロッピーディスクなどの磁気記録メディアのデータを瞬時(0.1秒)に磁気で消去します。※蓄電時間の約20秒を除く従来タイプの面内磁気記録方式に加えて、垂直磁気記録方式ハードディスクの消去に対応(型番:MW-20000)し、且つ従来の磁気消去装置では、個々の消去メディアにどれほどの磁界が照射されたか判断がつかず、社内においても基準を定めにくかったことを考慮して、今回業界初となる「発生磁界の強さ」を目視することができるように磁力数値確認機能を搭載しました。※業界初インタフェースに依存せず、物理的に起動しないハードディスクにも有効な手法として、磁気消去装置は一般的に利用されています。
磁気記録消去装置 MagWiperの特長
- 磁力数値確認機能を搭載 ※業界初
- 磁束密度計が装備されているため、完全消去に必要な磁束密度が確保されていたかどうかを 目で見て確認できます。
- 垂直磁気記録方式のハードディスクに対応 ※MW-20000
- 現在主流の大容量ハードディスクで採用されている垂直磁気記録方式ハードディスクのデータも完全消去することができます。
- 磁界発生確認フラッシュ機能
- 消去時(ERASE)はLEDランプが点灯し、磁界が発生したことを視覚化します。
- 異常アラーム機能
- 磁束密度が一定数値以下になると警告LEDでお知らせします。
- 安全設計(身体健康安全面)
- フロントカバーおよび筐体にもシールドを施しているため、安心してご利用できます。
注)本製品によりデータ消去されたハードディスクや磁気記録メディアのデータを復旧することはできません。(サーボ信号も消去するためハードディスクや一部サーボ信号が記録されている磁気テープの再利用はできません) - MFM(磁気力顕微鏡)測定結果
- 2.5インチ・ハードディスク HTS545050B9A300モデル(HGST社製)
製品仕様
商品名 | MagWiper Hybrid | MagWiper Standard |
---|---|---|
型名 | MW-20000 | MW-10000 |
消去対象磁気メディア | ハードディスク(厚型ディスクも可)、LTO、DAT、DLT、CMT、9940、3592、FD 他 | ハードディスク、LTO、DAT、DLT、CMT、9940、3592、FD 他 |
ハードディスク対応記録方式 | 垂直、面内(長手) | 面内(長手) |
蓄電時間 | 20秒 | 20秒 |
データ消去時間 | 0.1秒 | 0.1秒 |
発生磁界 | 800 kA/m(約10000 Oe) | 800 kA/m(約10000 Oe) |
電源仕様 | AC100V 50/60Hz | |
定格消費電力 | 500W | 160W |
外形寸法 | 298(W)×265(H)×561(D)mm | 150(W)×276(H)×382(D)mm |
メディア挿入可能寸法 | 109(W)×131(H)×146(D)mm | 35(W)×115(H)×140(D)mm |
質量 | 35.7kg | 12.3kg |
動作環境 | 5~40℃、湿度75%以下(結露なきこと) | |
付属品 | AC電源ケーブル、取扱説明書 | |
製品外観 |
販売について
受注開始 2009年6月17日
出荷開始 2009年8月3日
販売価格(税別)
MagWiper Standard
型番:MW-10000 OPEN価格 実勢価格498,000円前後
MagWiper Hybrid
型番:MW-20000 OPEN価格 実勢価格980,000円前後>
アドバンスデザインは初年度 各200式の出荷を見込んでいます。
本件に関するお問い合わせ先
アドバンスデザイン株式会社
Tel:03-6375-2582
Fax:03-3257-3700
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